田中 みのり 2010年4月入社
就労サポートひろさき(拓心館グループ)
就労サポートひろさき(拓心館グループ)
私は以前、福祉とは直接関わりのない調理関係の仕事に就いていました。特別に福祉の分野に興味があった訳でもなく、自分が今のこの仕事に就くことになるとは思ってもみませんでしたし、誰にでも出来るような仕事ではないし、ましてや自分には務まらないのではないかと思っていました。
そんな中、前職を辞めた後、福祉施設でパン製造をしている所があると知人から紹介され、今の仕事を知りました。
最初は障がいのある方とはどういう人達なのか知識が全く無くとても不安でしたが、面接の際に施設の様子を見学させてもらった時に、利用者の皆さんの明るい笑顔や楽しそうに作業されている様子を見て、不安が少し和らぎ、この仕事をやってみようと決意しました。
最初は障がいに対する知識も全く無かったため、利用者さんの行動や言動が理解出来ず戸惑うことも多かったですが、上司や先輩職員の方々に教えて頂きながら時間を掛けて利用者の皆さんと接していく中で徐々に理解を深める事が出来ました。
最近は別の職業を経験してきたからこそ逆にそれが自分の強みでもあるのかも知れないと思えるようになってきました。
利用者の皆さんの特性は人それぞれで、今でも日々支援にあたる際には難しさを感じていますが、それでも共に『働くこと』を通して利用者の皆さんが自分の能力を最大限に生かして、毎日やりがいや楽しみを感じながら働き続けられるように今後も支援していきたいと思います。
私が仕事を探していた当時は障がいに対する知識もほとんど無く、福祉施設で働くことに正直不安を感じてしまい、就職するかどうか悩みました。ですが、実際に働いてみると自分で想像していたよりは抵抗なく受け入れることが出来たように思います。後になって難しく考え過ぎていたことに気付きました。
利用者の皆さんは人それぞれ特性も違えば日によって気分の浮き沈み、体調や調子の良し悪しもあり、毎日変化があって対応や支援に悩むことも多く、日々この仕事の難しさを感じていますが、それは相手に障がいがあるかないかは関係なく、職場での人間関係で悩むのは何の仕事に就いていても同じで当たり前のことですし、この仕事が特別大変なわけではないと最近は考えるようになってきました。どこの職場でもいかに相手や周囲の人々のことを知ろうと努力するか、思いやれるかどうかが大事なのは変わらないと思うので。
就職を考えている皆さんには少しでも興味がある方は難しく考え過ぎないでまずはぜひチャレンジしてみて欲しいということをお伝えしたいです。